ホテルの客室から観た花火~その34(後編)
さて、汐留のホテル「コンラッド東京」の客室から観覧した、東京湾大華火祭の花火。
記事の前編では、観覧に利用した客室をご紹介しましたが、後編では、いよいよ、観覧した花火の様子を。(^^)
実は、予約を入れて以来、ずっと心配していた事。
それは、当日の天候と風向き。
コンラット東京は、「東京湾大華火祭」の花火の打ち上げ場所に対して、北北西の位置にあります。
(下の地図の赤い線)
その為、夏に吹く風の方向を考えると、風下となって煙がこちらに流れてくる可能性が、決して低くはない場所なのですよね。(少なくとも、お台場地区のホテルなどに比べたら、風下になる確率は何倍も高いのでは・・・と。)
ちょうど一週間前に観覧した神奈川新聞花火大会では、久しぶりに、モロに風下で視界不良の観覧となってしまっていた(^^;ので、余計に2週連続の不運にはなって欲しくない・・・と願っておりました。
結局・・・・花火が打ち上げられた間、風は、主に西の方向へ吹きました。
下の地図で、紫色の矢印の方向です。日の出会場(観覧場所)や芝公園、六本木ヒルズ方向が、今年は観づらかったのではないかと思います。
より大きな地図で コンラッド東京と東京湾大華火祭 を表示
そんなわけで、当日は、多少上空に湿り気はあったり、背後に薄っすらと雲が出て居ましたが、風向きがそれたおかげで、比較的クリアに花火を楽しむ事ができました。o(^o^)o
ところで、これまで、私は大きな撮影機材を、持ち歩きたくない事を理由に、この4月の花火観覧までは、CanonのIXY Digital800ISに小細工をして、花火観覧時の撮影をしてきました。
しかし、今年に入って、小型軽量な一眼デジカメが登場したので、バルブ撮影での花火撮りを目的に、レリーズケーブルとともに、一眼デジカメを1台購入してみました。
機種は、宮崎あおいちゃんがCMをやっている、OLYMPUS PEN E-P1です。
※1本だけ、Panasonic製の望遠レンズが混じってます。A^_^;)
結果は・・・まだ私の撮影技術が未熟(^_^ゞ・・というのもあると思いますが、IXYでの撮影時と比較して、花火写真の美しさに劇的な差が出たような印象は、まだありません。
しかし、IXYと比較して、バルブ撮影&ノイズリダクションOFF撮影できるようになったので、制約なく、自分の好きなタイミングで、好きな長さ&回数だけシャッターを切れるのは嬉しいですね。撮影している枚数がこれまでと比べて倍増しているような気がします。
さらにRAW撮影する分、露出設定をこれまでほど細かく気にしなくて良いですし、レリーズケーブルも使えるので、目の前に打ちあがる花火から、ほとんど目を離さずに済むようになったのも、ありがたいです。o(^o^)o
そんなわけで、これまで以上に、花火観覧に集中しつつ、軽快なリズムでの撮影を楽しみました。(^^)
ただし、IXYと比べて不便な事も1つありました。
コンパクトデジカメでは、とても簡単に、「遠景(無限遠)」にピントを設定できるのですが、今回のような、(廉価なAFレンズを装着している)カメラでは、無限遠にあわせる為の印がレンズ側になく、「(花火打ち上げ開始前までに)MFモード時にピントを無限遠にあわせておく」事が難しく、ちょっと苦労するところも。(^^;
(最初に打ちあがった花火=ピントあわせに利用)
そんなわけで、今回は掲載する花火写真も、いつもより少し多めになってます。(^_^
▼特に、こういう写真は、バルブ撮影で好きな時間の長さの撮影が出来るようになった事による成果かも。
▼この花火は特に印象的でした。
▼拡大してみました。
▼最後の方になって、風向きがややこちらに向いてきて、哀しくなりましたが・・・
▼まだ少し煙たいけど・・・何とか終わり間近には、こんな写真も撮れました。o(^o^)o
▼終了直後です。
街灯りに照らされた雲や空気の湿気で、何となくすっきりしない印象を受けるものの、それでも夜景も綺麗でした。
・・・という事で、2年ぶりの「東京湾大華火祭」。観覧も撮影も楽しめました。\(^_^)/
ところで、2016年のオリンピック開催地が東京に決まった場合、来年以降の東京湾大華火祭が、どのように開催されるのかが気になります。
(メインスタジアム建設予定地は、これまで花火大会の主催者である中央区が、地元区民の為に確保してきた巨大な観覧会場のあたりなので・・・スタジアムの建設が始まったら、観覧場所の確保はどうなるのかしら?)
何とか、来年以降も、大会が継続して開催される事を願ってます。σ(^o^)